巷では「野生動物が増えすぎて農作物被害が深刻だから駆除していこう!」というイメージが多くあると思います。それは私からしたら実に自分勝手だと思ってしまいます。

野生動物は生きるのに必死で、目の前にある作物を食べているだけ。これは人が山に入らなくなり動物の行動範囲が広がった為、このような被害が出ているのだと考えています。また実際そこで捕獲された動物たちはほとんどが捨てられています。それを活用しようと、家族総出で動き出し飛騨ジビエを売り出すようになりました。
お肉は捨てられる割合が減りましたが、皮はほぼ100%廃棄処分されています。全てを活用するはのは難しいですが、動物のためにも可能な限りは有効活用していきたい。

僕と同じ思いで狩猟をし、お肉は家族で美味しくいただき、角や皮、牙等はできるだけ捨てることなく活用して欲しい。そんな人が少しでも増えると嬉しいです。
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プロフィール

ジビエ革ブランド pervo / yamabito 代表
古橋 奨
高山市出身。父が猟師であった影響から大人になり2015年に狩猟免許を取得。本業は自身が創業した会社「yamabito」で造園・外構の施工を行なっている。狩った動物を可能なかぎり有効活用したい想いからジビエ革ブランド「pervo」を立ち上げる。趣味は狩猟、スケートボード、キャンプ、釣り。